暖房器具や設備について
市販の暖房器具や設備には様々な種類とタイプがあります。そしてその方式から大きく2つに分けると対流式と輻射式があり、対流式は空気を直接温めるもので、エアコンやストーブ、ファンヒーターなどが対流式の暖房器具に当たります。
一方、輻射式のものは壁や床、天井などを暖めることで発生する赤外線で室内を暖める方式で、床暖房やパネルヒーター、蓄熱暖房機がそれに当たります。ちなみにファンコンベクターは対流式に属します。
それぞれの方式にはメリットとデメリットがあり、ランニングコストの問題や熱効率の問題などによって評価が分かれます。
一言で言いますと、対流式はすぐに温度を上昇させる事ができるので、家族が不在の時には運転を停止し、家族の誰かが在宅している時にだけ運転をするという間欠運転に向いています。
他方で輻射式の暖房器具は常に家族の誰かが家にいて、暖房を長時間使用するような家庭で重宝される傾向があります。
これはそれぞれの方式のメリット・デメリットを踏まえた上で、生活環境に最も適したメリットからこのような結果となります。
また他に考慮すべき要因があるとすれば、小さなお子様やお年寄りなどが家族にいた場合、体に優しい暖房ということも重要な要素の一つになります。そういった意味で清浄な空気を保って体に優しい暖房をするファンコンベクターは注目されています。